今日紹介するのは昨年竣工したKM邸です。
こちらはワーク○キューブの名を表すかのようなボックス状の住宅です。
(ボックス形状の住宅ばかりをやっているわけではありませんのでご注意を〜!)
構造にもボックスが多用されています。
キッチンや水回り、収納といった部屋をボックスで造り、それらの上に2階(個室)のボックスがちょこんと乗っている構成をしています。
外側からはほとんど窓が見えません。
プライバシーを守るために壁でしっかり包まれているのです。
でも・・・
夜になると生活のかすかな気配が光として溢れてきます。
中に入るとこちらも白と黒のツートンカラー。
すごくモダンです。
外からは想像できないような空間が広がります。
壁に囲まれているのに明るい!
これは直射日光ではなく間接光を取り入れることで、やわらかな光が一日を通して入ってくるためです。
ちなみにKM様は普段からモノをあまり出さないとのことで(ほぼこの写真の通り)、お伺いすると「引越し前?」「ショールーム?」と勘違いしてしまいそうなほどスッキリしていま
す。
外壁と部屋の間に光庭があり、そこを通して光や風・匂いや音といった街の気配を安心して感じることができます。
今回の写真は、いつも竣工写真を撮って頂いているアーキフォト・加藤さんによる撮影のものです。
フィルムのカメラで撮影し丁寧に手焼きされた写真はやはり味わい深いです。
(紙焼きされた写真はもっと深みがあるのですよ)
さだむら